さて、前回はパーキンソン病と姿勢の関係についてお話ししました。今回は、AIを活用した姿勢推定技術についてお話しします。これが意外と身近で、しかも役立つんです!
➣姿勢推定ってなに?

「姿勢推定」と聞くとなんだか難しそうですが、仕組みはシンプル。カメラで撮影した映像をAIが分析して、「骨格」を描き出します。例えば、肩、肘、膝といった関節を結ぶラインをリアルタイムで可視化し、「今、体がどんな動きをしているか」を数値や図で表してくれるんです。
この技術、どんな場面で役立つか想像できますか?
➣日常生活の姿勢モニタリング
まず身近な例から。例えばスマートフォンに姿勢推定アプリを入れておけば、いつでもどこでも自分の姿勢を確認できます。こんなことができますよ:
- 「座り姿勢、大丈夫?」
デスクワーク中の姿勢をチェックして、腰痛や肩こりを防ぐ。 - 「歩き方のクセを直そう」
歩行中の姿勢を記録して、バランスの崩れや左右の揺れを発見。
姿勢をモニタリングするだけで、ちょっとした不調の原因に気づくきっかけになるんです。
➣リハビリテーションへの活用
姿勢推定技術は様々な活用方法がありますが、一つとしてリハビリテーションへの活用です。例えば、パーキンソン病患者さんがリハビリ中に「正しい動作」ができているかをAIがその場で教えてくれるようになれば、効率的なトレーニングが可能になります。
- 転倒予防に役立つ!
姿勢の傾きや不安定さを数値化して、転ぶリスクが高まる兆候を早めにキャッチ。 - 治療の効果を見える化
リハビリを続けた結果、姿勢やバランスがどう改善したかがデータで分かるのも大きなメリット。
➣どんな技術が使われてるの?
代表的な姿勢推定技術には、Googleが提供するMediaPipeや、オープンソースのOpenPoseがあります。
- MediaPipe
スマホやPCのカメラで動作するシンプルなツール。手軽さが魅力。 - OpenPose
より高度な解析が可能で、複数人の動きを同時に解析できる点が特徴。
どちらも特別な機材を必要とせず、比較的低コストで使えるところがポイントです。
➣将来への期待
AIによる姿勢推定は、まだまだ発展途上の技術ですが、可能性は無限大です。
- 患者さんの自立支援
自宅で姿勢モニタリングができるようになれば、ご自身でストレッチや運動するきっかけづくりとなります。 - ゲーム感覚のリハビリ
リハビリの動きをゲームにして、楽しく続けられる仕組みも登場するかも?
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