パーキンソン病と姿勢②:姿勢分析とAI


さて、前回はパーキンソン病と姿勢の関係についてお話ししました。今回は、AIを活用した姿勢推定技術についてお話しします。これが意外と身近で、しかも役立つんです!

「姿勢推定」と聞くとなんだか難しそうですが、仕組みはシンプル。カメラで撮影した映像をAIが分析して、「骨格」を描き出します。例えば、肩、肘、膝といった関節を結ぶラインをリアルタイムで可視化し、「今、体がどんな動きをしているか」を数値や図で表してくれるんです。

この技術、どんな場面で役立つか想像できますか?

まず身近な例から。例えばスマートフォンに姿勢推定アプリを入れておけば、いつでもどこでも自分の姿勢を確認できます。こんなことができますよ:

  • 「座り姿勢、大丈夫?」
    デスクワーク中の姿勢をチェックして、腰痛や肩こりを防ぐ。
  • 「歩き方のクセを直そう」
    歩行中の姿勢を記録して、バランスの崩れや左右の揺れを発見。

姿勢をモニタリングするだけで、ちょっとした不調の原因に気づくきっかけになるんです。

姿勢推定技術は様々な活用方法がありますが、一つとしてリハビリテーションへの活用です。例えば、パーキンソン病患者さんがリハビリ中に「正しい動作」ができているかをAIがその場で教えてくれるようになれば、効率的なトレーニングが可能になります。

  • 転倒予防に役立つ!
    姿勢の傾きや不安定さを数値化して、転ぶリスクが高まる兆候を早めにキャッチ。
  • 治療の効果を見える化
    リハビリを続けた結果、姿勢やバランスがどう改善したかがデータで分かるのも大きなメリット。

代表的な姿勢推定技術には、Googleが提供するMediaPipeや、オープンソースのOpenPoseがあります。

  • MediaPipe
    スマホやPCのカメラで動作するシンプルなツール。手軽さが魅力。
  • OpenPose
    より高度な解析が可能で、複数人の動きを同時に解析できる点が特徴。

どちらも特別な機材を必要とせず、比較的低コストで使えるところがポイントです。

AIによる姿勢推定は、まだまだ発展途上の技術ですが、可能性は無限大です。

  • 患者さんの自立支援
    自宅で姿勢モニタリングができるようになれば、ご自身でストレッチや運動するきっかけづくりとなります。
  • ゲーム感覚のリハビリ
    リハビリの動きをゲームにして、楽しく続けられる仕組みも登場するかも?


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